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こんな所からも雨漏り

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
先日 右京区で雨漏りの修繕に伺いました。

最初の症状は壁に紫色のシミ。クロス裏のカビですね。しかし、えらい中途半端な高さのシミだったので、壁内結露か?と色々探って行くと...


横の天窓は問題無しでしたが、この真ん中辺のエアコン配管!保護膜がめっちゃ破れてます...ここで溜まった雨が被膜の中を通って、部屋の中の被覆が途切れる所から溢れて壁にシミを。

きちんとテーピングし直して、屋根の下の 壁に入る前の辺りで 被膜の底に切り込みを...う、写真が無いのでわかりにくいですね...すいません...とにかく、切り込みから雨水を逃して、部屋の中に雨水が入っていかないようにしておきます!
エアコンの配管の被覆は、年数が経つと劣化して破れてしまう事も多く、必ず壁を貫通している事もあり、放っておくと雨漏りの原因になる事もしばしば。

もしバルコニーや窓から見える エアコンの配管がズタボロになっていたら要注意!早めのテーピング直しをオススメします!

ではまた!

英語で!

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!

先日ご依頼いただいたお客様、外国の方でした。メールは日本語でしたが、伺いますと 外国の方が!

頼りはスマホと あの頃の遠い記憶...でも人間、必死になればどうにかなるもんですね!

十分話せてるよ、分かる、大丈夫。なんて言って下さいました!

住まわれる外国の方が増えてきているこの京都。井尻工務店も英語で対応できるようにならねば!

なんて ちょっぴりグローバルな工務店になった気がした1日でした。へへ。

では、see you!なんちって!

樋が詰まり、漏れる。

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
北区 原谷で 雨漏り修繕のご相談をいただき、伺ってまいりました。


少し分りづらいのですが、内樋といって、屋根の構造に樋が埋め込まれた物です。葉っぱ避けの網が張ってありますが、この中の落ち口に 土くれがいっぱい詰まってました。


あっ、見えない...すいません。

掃除して 落ち口が露わに。

屋根の構造に埋め込まれた樋、という事で、落ち口が詰まると樋がプールに。貯まった水は樋の上を乗り越えて 天井に、というパターンでした。両手に山盛り5杯ほど貯まってましたよ、土が。しっかり掃除して完了です。ちなみに、このお宅は2階プラス屋根裏部屋のほぼ3階建ての軒高に家の下は崖で、掃除した樋の下は全高20mほど!屋根勾配も4.5寸ほどで、下って行くのが めっちゃくちゃ怖かったです!だって 滑って樋を越したら ポトリ...ふぅ。

樋の詰まりは どこのお宅でも ひんぱんに起こる事です。溢れるだけならまだいいのですが、思いがけない所に伝っていき、とんでもない所から雨が入るなんてことも、珍しい事ではありません。

雨のたびに バチャバチャーと溢れる樋。是非一度 点検される事を お勧めいたします!お気軽にご相談下さいませ!

ではまた!

ついに見つけました!

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
過日 依頼下さった、右京区の工場のスレート屋根の雨漏り修繕です!

なかなか雨漏りが止まらず、天井を外させてもらい、オーナー様が写真を撮って下さったり 大変な協力をいただきながら とうとう...


お分りになりますでしょうか、極細のヒビ。掃除すると...


谷の底が割れてましたあ!これを見つけられなかった恥ずかしさときたらもう...

捨てコーキングをして、上からポリカーボネート製の波板を被せてやりました!


結局、スレート屋根の雨漏り修繕にはこれが一番なのかな、と思いました。

しかし スレート屋根 恐るべしです。踏み破る危険性も高く、調査以外に気を配る事も多いので、かなり難易度の高い修繕の一つです。

今度こそ雨漏り止まってくれ!と願いつつ オーナー様の勧め通り 天井は開けっ放しで帰る、 情けない私の後ろ姿なんて想像しないで下さいね。

T^T

では また!

長屋町家改修 ディテール③

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!

ありがた忙しで、飛び飛びになってしまいますー!

さて、上の間ですね。


天井を落として、屋根裏構造を露わにしました。屋根の垂木に断熱材を打ち上げ、その下から黒く塗った合板を化粧貼りに。色的には暗いのですが、雰囲気は抜群です。ライトアップもしたかったのですが...


こんな照明器具(他所の処分品)をいただいたので、こちらに目立っていただく事に。広い天井なので、これくらい大きくても 鬱陶しさは全くありません。

隅にあった吊り床は 織部床風に。


主照明を落として こんな雰囲気に。



傷んだ壁の凹凸も 印影の素材になってます。

階段壁には 手すりや壁ではなく、リメイク建具を。丸横桟の板戸は板を一度割って ランダムな格子戸に。真ん中の障子は 他所の現場の処分品ですね。写真ではわかりにくいですが、ホームセンターで売ってる 竹笹模様の障子紙張りました。


夜景は こんな感じ。


オーナー様 支給の オシャレな照明。


窓は一応ペアガラス仕様です。

上下の枠が広いのは、既存の敷居鴨居が ずいぶん傾いていましたので、わからないように正面から板を貼ってあるんです。


こうして振り返ってみると、自分の趣味 全開やなぁ、と改めて思いました。自分が住むなら!と思いながら造ったので そりゃそうなんですが。好き勝手仕事をさせて下さったオーナー様に感謝です!
総括〜

今 私達の暮らしは 何につけ便利で至れり尽くせり、不便な事には怒りすら覚える、いつの間にかそんな時代になったような気がします。ほんの少し昔なら、携帯電話も無かったのに。

少し不便な田舎暮らしに憧れたりするのは、便利が当たり前になってしまった都会暮らしから見える、物珍しさなのかな、なんて捻くれた考えも浮かぶのですが、不便さを求めるって ある意味贅沢な事で、それだけ幸せな環境にいるって事なんだなって思います。

でも 与えられた便利さを使うだけより、自分で工夫して使いやすくしたり、逆に手間がかかる事を楽しむような ゆとりのある生活って 良いですよね!

この町家に住んだら、そんな暮らしが出来そうやなぁ、って 自画自賛(なのか?)してます!

しかし 何よりも嬉しいのは、傷み果てた家が生まれ変わった事、もう一度 表舞台に送り出せたような気がして、今でもニヤケてしまいます!
スパンが長くて ダラダラなシリーズになってしまいましたが、お付き合い下さって ありがとうございました!これにて長屋町家改修工事、完了です!

ではまた!

長屋町屋改修 ディテール②

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!

下京区の長屋町屋、ディテールの続きです。

施工前のキッチンはこんなんでした。


タイルは綺麗に磨いて、何が入っているのかわからない印象の、下の戸を外しオープンに。


洗い床はずいぶん傷んでいたので、モルタルを塗って ガラスタイルをチラチラッと。



正直、使いやすくはないですよね...でも この雰囲気、素敵です!


焼き板に穴開けてダウンライトを、隣の部屋にあった小棚は 色を塗り直して吊り棚に。


オーナー様のご提案で小さな吹抜けと上窓を設置。ほんのり明るい超シンプルなキッチンに仕上がりました。

トイレは新設です。


扉はリメイク。元 引き戸でしたがドアに。金物屋さんで古ーい表示錠を見つけてきました。


内側の把手代わりにすす竹を。


なかなか落ち着いた雰囲気です。

洗面はこんな感じです。


植木鉢です。雰囲気重視です。もうそれだけです。

あ、お風呂...普通の小さなユニットバスなんで、写真撮ってないです...

元は...


こんなんでしたね。


いやぁ、建築って楽しいです!

次回は、上の間です!

では また!

長屋町屋改修 ディテール①

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!

下京区 長屋町屋の改修工事、竣工いたしました!

各所のディテール、見て下さいますでしょうか。①外観〜玄関廻りです。

施工前の外観です。


こんな風になりました。


手前の小さい四角窓は、ガラスブロックです。ランダム風に配置してみました。

玄関は、こんな感じ。


玄関の扉は新調、真鍮の握り玉と欄間のアジロ編みは 在庫品の古ーい物をリユース。右側の格子は、メータースペースで、部屋内の建具をリメイクして使ってます。

玄関の内観は、こんな雰囲気。



一階の床高が40㎝ほどあるので、踏み台を、置きスダレのある腰掛けは、実は中に新設の給排水配管が通っています。排水の接続高さの関係上、地上配管にせざるを得なかったので、玄関に作りたかった腰掛けの中にまとめました。オスモカラーふき取り仕上げで、針葉樹の木目が 綺麗に出てます。

ガラスブロック部分、内側はこうなっています。ダウンライトの灯りが、ガラスブロックから漏れるように。


電話のジャック、つけておきました。黒電話 置きたいなぁ、なんて思いながらこのスペース作ってみました。

次回は下の間の各所です。ブツ切りですいません...では!

今夜は雨です。

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
長雨と台風の季節ですね。梅雨と並んで雨漏りが露見(見えない雨漏りもあるんですよ!)しやすい季節です。

右京区のウチの事務所辺りですと、常は北西(愛宕山の方)からの風雨なんですが、時々台風絡みとかで 南の方からの風雨が来ると、その時だけ雨漏りする、なんて事もしばしば。

その時の風向きや何処からどんな風に水が滴ってきたかなどの情報で、 傷んでる部分の特定が早くなる、なんて事もあります。今では漏れの状態を写真や動画に収めるのも簡単ですので、できるだけ正確に雨漏りの様子を 把握しておく事をオススメします!

では!

長屋町屋改修 進捗状況⑤

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
下京区、長屋町屋の改修工事が大詰めです。というかほぼ完成です。

まずはいつものこれ。

上錫屋町町屋 下の間 – Spherical Image – RICOH THETA


部屋が少し小さいので、元々入っていた建具は 真ん中を区切る建具以外 全て外してしまいました。古いタイルのキッチンは、良い雰囲気だったのであえて残しました。奥には小さいですがユニットバス。ミニマルとまではいかないまでも、コンパクトな暮らしができそうです。

上錫屋町 キッチン – Spherical Image – RICOH THETA

長屋なので両サイドに窓が無いのですが、オーナー様のご意向でこしらえた小さな吹抜けが、暗かったキッチンに効果的に光を取り込んでくれます。

上錫屋町 玄関 – Spherical Image – RICOH THETA

外観も 簡単な格子を取り付けて、アルミサッシが目立たないようにしてみました。玄関の建具も木製で、小ぶりですが親子扉です。向かって右の格子扉の奥は、メータースペースになってます。素敵な路地だったので、雰囲気を壊さないように考えてみました。

ふう。

各部のディテールは また写真をアップします。よかったら また見て下さいね!
では!

鳥居を修繕...

こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
今回は少し変わったお仕事で、南区のお客様の会社敷地内、お稲荷さんの鳥居を少しばかり修繕してきました。柱がずいぶん傷んで、表面の一部が朽ちてしまっています。社員の方々で色は塗られるそうなので、朽ちた部分を剥ぎ取って埋め木です。


親友で同業のBUNさんに手伝ってもらいます。というかほとんど削ってくれました!


鉋だけで ほぼ丸柱になりました!BUNさんありがとう!

後は 社員の皆さんに任せて...
井尻工務店の実家の近くの小さな神社の鳥居も、少し直させていただいた事もありますが、神仏関係の仕事はやはり 普段と違う緊張感がありますね。何か ジッ...と見られている、というか。

気に入っていただけると いいのですが。

ちなみに、この日(9/7)はこの作業のあと、片付け完了と同時に豪雨!ホントにこの数年の雨の降りかたは、物凄いです...

雨漏りのご相談も 数々いただいております。

井尻工務店では、下見時に簡易処置ができれば、それだけでも少しは被害の軽減になる、と思いながら色々な屋根や壁を見せていただいております。

早めの処置で 家を守っていきましょう。

では!

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